マルチリンガールREIGNA

海外女子が来日し、異文化の日々をただただ記録

居酒屋と初めまして

日本語学校に入学してわずかな頃だった。

 

ベトナムアメリカ、、台湾、タイ、イギリス

など地球のあらゆる方面から集まった新参者。

 Person Holding World Globe Facing Mountain

そして同じ教室に集まったものの

コミュニケーションに壁を感じ

ただただジェスチャーや片言の英語で

お互いのことを知ろうとした。

 

試行錯誤で会話をする中

アメリカ人の背高くて髭を生やしていて

少しだけ自信家の男の子の一言で

熱い友情に今後なっていく始まりの言葉を発した。

 

 

「飲もう!」

 

当時教室にいる皆はノリノリ気分で

飲み場を探しに行った。

 

ã飲ã¿å±è¡ã®æç¯é£²ã¿å±è¡ã®æç¯ãã®ããªã¼åçç´ æãæ¡å¤§

そこで出会った。

日本の日常ではまるで当たり前な存在の居酒屋に

 

私たち外国人にとっては

なんて新鮮な風景だったか

 

お店に入ると

靴を脱ぐように

頼まれ、違和感持ちながらも

夏の裸足姿で居酒屋という未知の領域へ挑んだ

 

待っていたのは

まるで枕のようなものが

机の周りをざらりと並んでいた。

 

後々知ることになったけど

その枕たちは「座布団」と呼ばれ

机と組み、宴のように囲むと

「座敷」と呼ばれていた。

 

People Doing Cheers Inside Building

母国だと机と椅子しかないのに

そこでなんて不思議な場所だ

って思い座ったら

 

居心地よすぎかよ!

 

と喜びと驚きで興奮の最中だった

 

まだお酒の初心者にも関わらず

全員が生ビールを頼む中で

合わせ頼んでしまう。

 

「乾杯!」の音頭でグラスが一斉に

なりガブガブと飲み始め

私もそのように進んだ。

 

一杯目は片言の英語と日本語が飛び散り

杯数が増える中言葉も会話の濃さもそれ以上に増える。

 

そこからだ。

 ãæè¡åã§ã·ã£ã³ãã³ã§ä¹¾æ¯æè¡åã§ã·ã£ã³ãã³ã§ä¹¾æ¯ãã®ããªã¼åçç´ æãæ¡å¤§

 

日本語も日本の文化も居酒屋がくれる「ノリ」

を少しずつ身について行った日。

 

その日からは週4日という

あまり今覚えばオススメしない頻度で

居酒屋へ行き生ビールをひたすら飲み

まだまだ未熟な日本語で飲み会というもの

をするようになった。

 

その頻度で日本語ところか

お酒という共通言語で

友情が深まり

 

居酒屋というちっとも安定しない居場所で

異文化に浸る同志で日常に潜む真剣な話から

 

記憶が飛ぶくらいアホなことばかり

していたそんな毎日だった。

 

Photo of Corona Extra Bottles on Bucket 

頻度が上がれば気づきもあれば愛情も湧く

そんな日々が日常茶判事となっていった

 

居酒屋は私たちにとってそんなところだった

 

 

必ず集まり、お酒を片手に無意識に日本語も上達していた

 

私はその都度仲間も含め

周りを観察するようになった

 

居酒屋は皆にとってどんな場所なのか?

 

日本人の友達も増える中で

ほんのちょっと気にしだした。

 

そんな私が目にした風景

アメリカになかった風景を次回の記事で

語ろうと思う。

 

Woman Wearing Gray Tank Top in Bar Counter Attending Costumers

 

最終的にここで何を言いたいのか

というと

シンプルに私にとっての居酒屋は

日本語の始まり、友情の始まり

そしてそれまで想像もしなかった

 

新しい異国での新生活の始まりだった。

 

あの居酒屋と初めましてした

その日に私の人生は変わり

 

その仲間、その青春溢れバカな時間なしでは

今の私、今の日本語力と今の日本に対する

愛情はなかっただろう。